私の紅茶づくりの秘密はズバリ、レトロな製茶機械です。機械には先祖が書いたと思われるS43という記述があります。実に半世紀前の機械という事になります。多分、現存しているものはほとんど無いと思われます。しかし、これがいい仕事してくれるんです。適度に後発酵が進みつつ乾燥と成形が出来てしまいます。最近の製茶機械のような制御装置は一切ありませんし、とにかく古いものなのでこれを使いこなすにはそれなりの経験や感が必要です。15年ほど前にたまたまこの機械を古い小屋の中から見つけた時には何か運命のようなものを感じました。この機械を通じて、先祖のお茶づくりを令和の時代に再現し、先祖のお茶づくりに思いをはせる事は私の楽しみでもあります。私的には明治から昭和の時代に作られた日本の紅茶を再現したつもりですので、ぜひ一度皆様にもご賞味いただきたいと思います。
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